みなさんこんにちは
毎日暑い日が続いていますね!
さて、私は先日お盆の法要で、菩提寺のある東京下谷に行って参りました
毎年お盆の法要の際には、お盆やご先祖さまにまつわる法話をして下さいます
今年の法話では、日蓮上人の言葉を紹介して下さいました
「 我が頭(こうべ)は父母の頭、我が足は父母の足
我が十指は父母の十指、我が口は父母の口なり
たとえば種と菓(このみ)、身と影の如し・・・ 」
明日で、父が亡くなってからちょうど2年になります
父の体や声にはもう触れることはできませんが、私のこの体は父と母が与えてくれたもの
つまり、私の中には父がいて、母がいて、さらにその父母、祖父母、曾祖父母、、、
さらにさらに、人間になるずっと前、アメーバだったころのいのちまでが
いまの私の中には息づいているのです
なんだか不思議ですよね
私たち一人一人が、すべてのいのちを背負って生きている!
ということは「私」は、「私(一人)」ではないんですね
一人で生きているんだけど、一人で生きてる訳ではないのです
一人の人間の中には、私がいて、父母がいて、ご先祖がいて、恐竜がいてアメーバがいて
あの人とあの人とあの人がいて、全然知らない人もいて・・・
まさに仏教でいうところの「一即多・多即一」そのものです
人が一人存在するということは、こんなにも壮大なことなんですね
いのちは、まるで曼荼羅のように無限に広がっているんですね
そして、それに気づくともう、変なことはできません
お父さんの口で嘘はつけませんし、お母さんの頭でヨコシマなことは考えられませんよね(笑)
「心のなかに生きてる」なんてナマヤサしいものじゃなく、
実際のところ自分の中に生きてるんですから!
ビシッと背筋が伸びる思いです(^^)
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