2015年4月14日火曜日

この世はネットワークの世界






「ネット社会」という言葉が世に出て久しい昨今ですが

なにぶんアナログ人間なもので、ネット社会の住人にはなりきれない私Yukoです

今日は、その「ネット社会」とはまた違った「ネット社会」について

ヨガ的な、仏教的な視点から少しお話したいと思います








みなさん「因陀羅網 -いんだらもう-」という言葉を知っていますか?



全てのものは網の結び目のようなもので

 結び目の一つ一つは独立しているように見えるが、

 実は網全体は一つに繋がっている」ということを喩えた仏教の言葉です


例えば、Aさんという人がここに存在するまでには

Aさんの両親が出会い、子供をつくる

そこに至るまでの中に何か一つでも要因が欠けていたら、Aさんは生まれません

また、子を授かってからも何らかのトラブルがあったら、Aさんは生まれませんでした

無事生まれてからも、多くの人の助けがなければ無事に成長することは不可能だったでしょう

さらに遡ると、Aさんの両親のそれぞれの両親が出会ったこと、

そのまた両親が出会ったこと、

そのまた両親が出会ったこと、、、

そしてそれらの人々を取り巻く環境、時代背景、一人一人の考え方が少しでも違っていたら、

Aさんはここに存在しなかったかもしれません



日常のちょっとしたことやモノも全く同じ

例えば、あなたが使う電話や朝飲むコーヒーも、背景にはそれを作った人や運んだ人、

天候などがうまく影響してあなたの手元に巡ってきたのです

さらには「自分の意思」と思っていることさえ、実は何かの影響を多分に受けた結果であり

それを実行するためには自分一人の力だけでなく

多くの人やモノの力に支えられて成り立っているのです

私たち一人一人の存在が、まさに奇跡そのもの!

その人の起こす行動も、また奇跡!

たくさんの奇跡と奇跡がかぎりなく連なったもの

それが「因陀羅網」の世界なのです・・・



この世界は、そんな絶妙なバランスで成り立っているんですね

もしかしたら、あなたの何気ない一言が誰かの人生を大きく変えたり

あなたの行動によって誰かが小さな影響を受け、

その誰かによってまた別の誰かが小さな影響を受け・・・

それぞれの小さな日常が、やがて大きな奇跡となるかもしれません



こんな風にして、私たちは誰かを支えたり 支えられたりしながら

過去・未来・現在の世界全てと繋がって生きている

そう思うと、なんだかすごく心強いですよね!

なんせ、全世界があなたの存在を支えてる味方なんです

話す言葉、歩く足、選択の一つ一つに繋がりを感じ、感謝して生きる・・・

世界が、また少し違って見えてきませんか?

ちょっと違うネット社会のお話でした(^^)





Yuko









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