2015年4月22日水曜日
マインドフルに過ごす
先日、母と一緒に演劇を観ました
タイトルは「12人の怒れる男たち」
原作レジナルド・ローズ 舞台はアメリカ
殺人事件の裁判で判決を任された12人の陪審員たちのやりとりを描いたサスペンスです
とても興味深かったのは、12人全員が同じ裁判に参加し、同じ証言や証拠を見ているのに
皆の意見がバラバラであったということ
また、議論するうちに陪審員たちの意見が次々に変わっていくこと・・・
記憶の曖昧さ、そして人の心の不確かさが見事に浮き彫りになっています
「事実」より、不確かな「意見」で判決を下してしまう裁判の危うさがよくわかる作品です
陪審員制度の是非はともかく、
この物語のポイントは ”皆、見たいように見、聞きたいように聞いている” こと
自分の先入観やイメージにしっかり染まった解釈をするから、意見が食い違うのは当然ですね
そして、一度そう思い込んだらなかなか手放せないのも人間の面白いところ!
例えば、犯人の少年がスラム街で育ったという話からこう発言した陪審員がいます
「スラムにいる連中は皆同じだ、あいつらは人殺しを何とも思っていない。
生まれついての悪党だ。我々とは違うんだ。俺はよく知っている。」
彼は一体どれだけのことを知っているのでしょうか
12人の陪審員の中には同じスラム出身の真面目な労働者もいたのです・・・
私は劇の最中ずっと、陪審員たちに「マインドフルになって〜!!」と呼びかけていました(笑)
「 先入観をクリアにしていく 」
これはマインドフルネスの大きな目的の一つです
先入観がクリアになってくると、物事が新しい側面から見えてきます
今まで見逃していたことが見えてきます
心がらくになって、とっても楽しくなってきます
12人がみんなマインドフルになっていたら、物語はかなり平和な展開になっていたことでしょう
サスペンスなので、それだと面白くないですが(笑)
さて、そうこうしてるうちにマインドフルネス体験会いよいよ来週です!
まだ予約受付けていますので、ぜひご参加くださいね〜
Yuko
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